よもやま話

そら豆(空豆)

立夏の候
いよいよ、5月も 過ぎると、ジメジメした 梅雨の季節が 近づいて きますね。
でも、雨に濡れた 木々や 路地裏を のぞくと、 しっとり とした、梅雨ならではの
風情が 見られるのも いいなぁ、なんてことも 近年は 思う様に なりました。
季節の感じ方も、歳と共に 変わっていくものですね。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

緑色が美しく、これから 旬を 迎える 初夏の味、‘そら豆’

特有の香りと、ほのかな甘みが 嬉しい初夏の味覚、そら豆は、青空に向かって
伸びていく 姿から、「空豆」と名付けられました。
日本には、8世紀頃、インドの僧により伝えられたともいわれ、若いうちに採る
青果用と完熟したものを採る、乾燥豆用があります。
現在、流通している品種は、大型で大粒の「一寸そら豆」が主流です。
一粒が 約3cm(一寸)なので、この様な名前が 付いています。

そら豆は、“おいしいのは3日だけ” とも いわれる程、鮮度の落ちが早い野菜。
九州から北海道まで、全国各地で栽培されている、そら豆は露地栽培が市場を
占めている為、3月ぐらいから 日本列島を北上しながら、10月頃まで
産地リレーを していきます。

乾燥していない 生のそら豆は、野菜として扱われ、水分が少ない分だけ
各種の栄養素が 豊富です。
特に、良質なタンパク質が 10%以上も含まれるのは、数ある野菜の中でも
特筆の ものです。
その他、ビタミンやミネラルも 豊富に含まれます。
特に、B1・B2やCなどが多く含まれ、鉄分の宝庫といわれる ほうれん草と
ほぼ同量の 鉄分を含みます。
そら豆に 黒い つめの部分が ありますよね。
これは、“お歯黒” と呼ばれ、実が 熟れすぎると この部分が黒くなり
味が落ちていって しまうのだそぅですよ。
 
また、鮮度が命の そら豆は、購入後、すぐに食べることを お薦めします。
冷蔵庫で保存するより、硬めに 茹でて、冷凍保存すると 美味しさが長持ちしますよ。
茹でたてを 食べるのは勿論、下茹でして スープや揚げ物、煮物にしても 美味です。

確かに 茹でたては、美味い! でも、茹でたての そら豆って、何ともいえず
臭っ!って、感じるのは 私だけですか?  これが 特有の香り?(笑)

これからの時季、冷たいスープなんてのも、爽やかな初夏に ぴったりで、いいですね。
緑のそら豆で、初夏の味を 堪能しましょぅ!!

えん リフォーム‘ シュウプロ は、時どきの 出会いを 大切に!
出会えた ご縁を 大切にしたい。
そんな 気持ちで 日々、仕事に 当たって おります。


アイリス

春陽の候
早いもので、5月を 迎えよぅとする 今日この頃。
暦の上では、八十八夜立夏 
そろそろ、の訪れを 感じる頃となりますね。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

季節の花に 目を やると、鮮やかな葉の緑に 紫色の花、その色の コントラストが
美しい  ‘アイリス’ の花の季節と なります。
一言で アイリスと いっても、日本には アヤメカキツバタハナショウブ などの
種類が あります。
‘何れ 菖蒲(あやめ)か 杜若(かきつばた)’ といぅ言葉、聞き覚えが ありますよね。
「どちらも 甲乙つけ 難いほど 美しい」 または、「よく似ていて 区別がつけ難い」
といぅ意味で 使われる様に、いずれも、花の姿が とても よく似ています。
辞書で ‘しょうぶ’ と引くと、‘菖蒲’
‘あやめ’ と引いても ‘菖蒲’ と出てきますし、ややこしい、花であることは
違いないですね。

では、これらの花、見分けることが 出来ますか?
実は、花弁で 見分けることが 出来るんです。

花の中心に 網目模様があるのが アヤメ
白い斑紋が 入っているのが カキツバタ
黄色い斑紋が 入っているのが ハナショウブ になります。

日本の 古典にも登場する アイリス。
清少納言は その花色を「心憎いまで美しい」と詠い、江戸時代の画家が
描いた 国宝の 金屏風には、アイリスが 咲き乱れています。
西洋でも、太古より愛され続けてきており、古代エジプトの墳墓のレリーフにも
登場し、ギリシャ時代には 香料として使われていた といわれています。

また、ゴッホ や モネなど、印象派の絵画 や ラリック、ガレなど
アール・ヌーボーの 旗手たちの 作品の中にも、この花の モチーフは
多く登場します。
いかに アイリスが 人々を 魅了し続けてきたかが、うかがえますね。
文学、絵画、インテリア、建築・・・文化の中に見る、アイリスに 焦点を
当ててみるのも 楽しいかもしれませんね。
19世紀末の フランスに端を発する アール・ヌーボーは、植物 や 昆虫など
自然からの インスピレーションを 多く受けています

アイリスには、アヤメハナショウブの様な 和風の イメージの ものの他
ヨーロッパで 品種改良された、華やかな 品種があります。
ジャーマンアイリスダッチアイリス などが それです。

アイリスの葉は、初夏を思わせる 鮮やかな緑と 潔く伸びた直線が美しく
花は 繊細で 柔らかい曲線が美しい。
その直線と曲線、そして色のコントラストが、この花の魅力の 一つだと思います。

庭で アイリスを育てる場合は、花色も豊富で 華やかな ジャーマンアイリスが
人気だそぅですよ。
水はけの 良い場所に植えて、乾燥気味に 育てて下さい。

この時季、アイリスが 群生する庭園も、各地で 公開されています。
天気の いい日に 散策されてみては いかがでしょぅか?

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益荒男の きらめき

春暖の候
新緑の 季節が やってきました。
コロナ、コロナで 追われ、気が付けば、既に 4月も 終盤。
そろそろ、ゴールデンウィーク なんて 声も 聞かれます、今日この頃です。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

5月5日「こどもの日」は、端午の節句でも ありますね。
強く、たくましい男の子に育つことを願って、鯉のぼりを揚げたり、武者人形を 飾る風習は
今も続いていますが、昔ほど、盛んでは なくなっている様ですね。
青空を勇壮に泳ぐ、大きな鯉のぼり・・・・・見なく なりましたよねぇ。
とはいえ、最近の「戦国武将」ブームや「めぐり」の人気の高まりに伴って、武士の
益荒男(ますらお)ぶりを示す 鎧(よろい)や に 注目が 集まっている などとも
聞かれます。

 

日本での 鎧の 歴史は古く、古墳時代には、既に使われていました。
私たちが 鎧 や 甲冑(かっちゅう)といぅ言葉を聞いて 思い浮かべる形になったのは
平安時代 以降の様です。
この頃には既に、自身の存在 や 権力を 表すものとして、きらびやかな 装飾が施されていて
その後、武家社会を 迎えると共に、実戦と装飾の両面から、様々な 意匠が 考案されたと
いわれます。

今の時代になっても、その様な 兜 や 甲冑の 美と精神を 現代の 私たちでも 実際に
体験することが 出来ます。

当時の本物を見てみたいといぅ方は、全国各地で、その地方 由来の武具を収蔵している
博物館 や 美術館などで、鑑賞することが出来ますし、各地の お城では、ゆかりの 鎧や
兜の 展示も しています。
また、春日大社など、各地の神社でも 所蔵している 国宝級の鎧 や 兜を 期間限定で
一般に 公開していることがありますので、興味が わいた方は、ネットで 検索してみて
下さい。

実際に、兜 や 甲冑を 身に着けている人々を見たい!っといぅ方は、歴史ブームと 共に
地方の 町おこしの為に、当時を再現した 衣装 や 武具を身に着け、時代行列 や 合戦風景を
見せる、お祭り や イベントが 盛んになっている様ですので、見物も 良いですね。
前もって、参加者を 募集する行事も多いそぅですので、「見ているだけでは物足りない!」
といぅ方は、是非、参加して、武士になった気分を 味わってみて下さい。

甲冑 や 武具を「自分のものにしたい!」 っといぅ、そんな方は、骨董具店 などで 購入する
ことも 可能です。
また 現在でも、甲冑師 と呼ばれる方が、新作の 甲冑を つくり続けています。
高級スーツぐらいの 値段で買えるものから、自動車 並みの 価格の ものまで 色々とある様
ですよ。

あなたも、戦国の世の 武士たちの 益荒男ぶりを 体感されて みるっといぅのは、如何ですか?

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ホタルイカ(蛍烏賊)

仲春の候
早、葉桜の 季節となり、春本番を 迎える 今日この頃。
そろそろ、夏日などといぅ 言葉も 多く 聞かれる様に なりますね。

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今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。

さて、今日の話題は・・・

今が 旬です、‘ホタルイカ(蛍烏賊)’
桜の 咲く時期から、ゴールデンウィークまでの 間に出回る、小さな イカ
1年に1回、この時期に、これを 食べないと、本当の春は 来ないと いぅ人もいる程です。

その名の通り、体内に 発光器を備えていて、シーズンの 夜になると、富山湾の 海面を
群遊し、漁師の網に 触れ 発光する様は、有名ですよね。
富山湾は、ホタルイカ 群遊海面として、天然記念物にも 指定されています。

 

富山湾の 特産と いぅ事になっていて、特に 4月~5月の 中旬までの シーズンに
滑川 と 魚津 付近の 沖合い一体の 海面に 群遊します。
普段は、水深200~600mの 深海に生息していますが、産卵の為、この時期になると
海面に 浮上して来るのです。

時として、産卵した ホタルイカが、海岸に 打ち寄せられる事が あって
‘ホタルイカの身投げ’ といい、夜間に、それを網で すくう 人も多く、地元では
春の風物詩と なっているのだとか。

ホタルイカは、富山県が 有名になっていますが、実は、日本海の 全域に生息していて
福井県 や 兵庫県 沖の 底引き網漁でも、沢山 採れています。
太平洋の一部、相模湾でも、時々、獲れる事も ある様です。

ホタルイカは、全身が 発光しますが、陸上の ホタル同様に、ルフェリン といぅ物質に
ルシフェラーゼ といぅ酵素が働いて、熱を伴わない ‘冷光’ を発します。
その光は、地上の ホタルとは 比べ物にならないくらい強く、青白い光を発します。
ホタルイカの光で、新聞が読める 程だとも いわれています。

ホタルイカの 発光器は、何か 刺激を与えると、すぐに発光しますが、これは、外敵を
驚かす 目くらましの 一つだそぅです。
また、同じ発光器を持つ イカの仲間でも、発光の仕方は、微妙に異なっていて、仲間同士や
オス と メスの間で 合図を送って、集団行動が 出来ている ともいわれています。

 

ホタルイカの 食べ方といぅと、やはり、茹でて カラシ酢味噌で 食べのが 代表的でしょぅか?
茹でたものを、‘桜煮’ 、また、佃煮にしたり、足だけを集めた イカそうめん にもします。
これは、‘竜宮そうめん’ と呼ばれて、贅沢な 珍味とされています。
その他、天ぷら、豆腐との煮物、吸い物、みりん干し、塩辛なども。

ホタルイカは、劣化が早く 温度管理が 必要ですので、よほど 新鮮なもの意外、生食は
なるべく 避けた方が 良さそぅです。
内臓には、寄生虫が いることも ありますので、丸ごと 刺身で食べる場合は
内臓を取り出すか、一度、冷凍してから 食べましょぅ。
体調を崩して、茹でて おけば、イカった などといっても、後の祭りですからね。

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ちろり

春分の候。
弥生
3月
春分も 過ぎ、の花も 満開で、既に 桜吹雪 舞い

日増しに 春の気配が 強まる、今日この頃です。

この時季、まだ 真っ白に 雪化粧された 富士
日本を 象徴する様な 美しい 構図。
‘日本人に生まれて、良かったぁ~!’ なんて、思う瞬間では ないですか?

「シュウプロの よもやま話」
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さて、今日の話題は・・・

これも、日本を代表する ものの 一つ。
日本酒の 話題。

日本酒
は、お燗を つけたものを 全般的に、‘熱燗’ と、呼びますよね。
本来、‘熱燗’ とは、50℃位に 燗を つけた酒を指し、昔から、その燗を
つける温度帯によって、それぞれの 呼び方が ありました。

‘日向燗(ひなたかん)’ は、30℃
‘肌燗(はだかん)’ 35℃
‘ぬる燗’ 40℃
‘上燗(じょうかん)45℃・・・・
そして、‘飛び切り燗’ 55℃ が、燗を する上限と されていたそぅです。

その 酒を お燗する時に、よく使われている道具に、取っ手と 注ぎ口が 付いた
小さな 水差しの様な 形状をした、‘ちろり’ といぅものがあります。
おでん屋さん や 焼き鳥屋さん などで 見かけることも あるものですが、解ります? 

この、‘ちろり’
材質は、真鍮(しんちゅう)、(すず)が使われていて、中でも 錫は、イオン効果が
高く、酒が まろやかになると、いわれています。
また、これらの金属は、熱伝導率が高く、保温性に優れている為、陶器 や 磁器の 徳利と比べ
直ぐに温まり、冷め にくいといぅ 利点を 備えています。
その特性は、お燗を するだではなく、夏は氷に つけて、冷酒を 楽しむ際にも 活躍できます。
四季の 変化と共に、冷酒 から 燗酒 と 温度の違いで、味わいの 違いを楽しめる 日本酒
日本人
って、何と 繊細な 人種なんでしょぅね。
この時季、夜は、まだ少し 冷えますし、熱燗で一杯、なんてのも いいもんですね。

さて、道具 ついでに、もぅ一つ、こんな話題は、いかがでしょぅ。
皆さんは、鍋で、ご飯を 炊いたことは、ありますか?
火加減が 難しそぅだし、炊飯器の方が簡単? なんて思われ がちですけど、以外と簡単に
炊飯器よりも速く、しかも 少ない量でも、美味しく 炊けてしまうんですよ。

大事なことは、まず、炊飯に適した 鍋を選ぶこと。これ、当り前ですね。
土鍋 や 鋳物は、熱伝導 と蓄 熱性 に優れた、厚手の 深鍋
熱が 起こす対流で、中の米が踊る様に 丸みを持たせた形のものが 最適です。
最近では、‘ご飯鍋’ ‘ご飯釜’ なんていぅ、鍋も 出ています。
こぅいった 鍋は、蓋が 二重になっていたり、本体が 多重構造になって いたりと
火力の 強くない 家庭用 コンロでも 効率よく 加熱ができる様に 工夫がされていて
中火~弱火での 調理でも、かまど炊きに 近い 仕上がりで 炊けるのが 特徴。
炊き上がり までの時間は、だいたい、20~30分程度です。
内、半分は、余熱での 蒸らしの時間ですので、鍋での炊飯は、省エネで、環境にも
財布にも 優しい、実に エコな 調理法ですね。

昔から 今に伝わってきた、様々な 道具
それぞれに、今の時代に合った 改良は されては いますけど
この日本を 代表する 食文化の 一環で あることを 感じますよね。

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クリスマス ローズ

浅春の候。
時の流れは 早いもので、弥生 3月、気づけば、‘桃の節句’ も 過ぎてしまいました。

まだまだ、冷える日も ありますけど、三寒四温、一雨ごとに が 近づきますね。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。

さて、今日の話題は・・・

春 まだ浅い、今の季節に 咲く花 、‘クリスマス ローズ’ 。 
ご存知ですか?

大きく分けると 12月に咲く、‘ニゲル種 クリスマス ローズ’ 
2~4月に 咲く ‘オリエンタリス種の レンテス ローズ’ に 分けられます。
でも、日本では、これら総てを ‘クリスマス ローズ’ と呼んでいる様です。 

クリスマス ローズ
は、学名を ‘ヘレボラス’ といい、きんぽうげ科 の花です。

明治~大正時代に、薬用植物として日本に 渡来した クリスマス ローズは、うつむいて
咲く 風情ある花姿が、茶人たちの心を捉え、‘初雪起こし’ ‘寒芍薬(かんしゃくやく)’
といぅ和名が付いて、茶席を彩る花として、一部の日本人に 愛でられる様になりました。

さてさて、今の時季に シーズンを迎える クリスマス ローズは、何故、クリスマスローズ
いぅのでしょうか?
それは、原種 ニゲルが、その白い花を クリスマスの頃に 咲かせるので
「クリスマスの頃に咲くバラ」といぅ 愛称で 呼ばれたから。
本当は、この ニゲル 1種だけを、クリスマス ローズと 呼び、今の時季に咲く
他の品種は 学名である、ヘレボルス と呼ぶのが正しいのですが、日本では、総ての 品種を
クリスマスローズと 呼ぶのが、何故か 一般的に なってしまったのだそぅです。

名称: ‘オリエンタリス ハイブリッド’ ‘レンテンローズ’ 
花色: ピンク系・緑系・赤系・紫系・黄色系・白
模様:  スポット入り(がく片に斑点が入るもの)
     ブロッチ入り(スポットより大きい斑点がはいるもの)
     網目(斑点が固まって濃く出るもの)
     覆輪(がく片の縁に色が細く入るもの)
花形: 一重咲き・八重咲き・唐子咲き丸弁(がく片の先端が丸い)
     剣弁(がく片の先端がとがっている)・中間タイプ       
開花: 2~4

クリスマス ローズは、花色が豊富、常緑の多年草で、日陰にも耐える 耐寒性です。
丸弁 や 剣弁の花形、網目 や 覆輪の 花弁がめずらしい小輪から大輪まで
また、草丈も 低い
ものから、高いものまで 様々あります。
元来、クリスマス ローズは、地味な花色で、うつむき気味に 咲く マイナーな花でしたが
品種改良が 進み、和風、洋風の庭に 合うことや、丈夫で 花の少ない にも咲くこともあり
近年、急に人気の ある花になりました。

クリスマスローズ、この学名の ‘ヘレボルス(Helleborus)’ は、ギリシャ語に 由来したもので
中世ヨーロッパ では、この花の根 や 茎にある毒を 矢の先に塗って 狩りをしたり
悪霊払い にも使ったりしたことから、付けられた 名前なんだそぅですよ。

‘雪を 被った花が、まるで、その雪を 起こす様だ’ と褒め 見立てた、日本人の 感性とは
これまた ずいぶんと 違うものですね。

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酒呑童子(しゅてんどうじ)

余寒の候。
明日は、立春を 迎えるとはいえ、春 遠からじ。
まだまだ、厳しい寒さが 続きます。

「シュウプロの よもやま話」
今日も、気の向くまま、よもやまに つづって いきたいと思います。
さて、今日の話題は・・・

今日は、‘節分’
あちら こちらで、さんたちが 逃げ惑う日ですね。

古き時代よりは、民話や 郷土信仰に 登場する 悪い物、恐ろしい物
強い物の 象徴とされます。

‘おに’ 
語源は、‘おぬ(隠)’ が転じたもので、元来は 姿の見えないもの
この世 ならざるもの である事を 意味したとされます。

また、の 方角と の方角の 間の方角(艮:うしとら)を 鬼門と呼ぶ事から
鬼は、体、虎の を持ち、虎の皮を 身に付けていると
される様になりました。

皆さんは、最強最悪の鬼を ご存知でしょぅか?
日本の鬼は、非常に 多様な 表され方をしています。
その中でも、最も恐れられる鬼に ‘酒呑童子(しゅてんどうじ)’ が上げられます。
 

酒呑童子は、京都と 丹波国の国境の 大枝(老の坂)に住んでいたとされる
鬼の頭領 だといわれています。

室町時代の物語を 集めた ‘御伽草子(おとぎぞうし)’ などによると 酒呑童子の姿は
顔は薄赤く髪は短くて乱れた赤毛背丈が6m以上で 角が5本
目が15個も あったそぅです。
酒呑童子が 本拠とした 大江山では、龍宮のような 御殿に棲み、数多くの 達を
部下にしていたと いいます。

一説によると、12、3歳で ありながら、絶世の美少年であった為、多くの女性に
恋されましたが、全てを断り、彼に 言い寄った女性は、恋わずらいで 皆、死んで
しまったのだそぅです。
そこで、女性たちから 貰った 恋文を 焼いてしまったところ、想いを告げられなかった
女性の 恨みによって、恋文を燃やした時に 出た煙に まかれ、鬼になったと いわれます。
そして、鬼となった 酒呑童子は、本州を中心に 各地の山々を 転々とした後

大江山に 棲みついたと いわれています。

また、酒呑童子は、日本最強の鬼と呼ばれ、玉藻前(たまものまえ)で 有名な
白面金毛九尾(はくめんこんもうきゅうび)の狐と、恨みによって大天狗と化した
崇徳天皇(すとくてんのう)と並んで、日本三大悪妖怪と いわれます。

ちなみに、玉藻前とは、鳥羽上皇に 仕えた 白面金毛九尾の狐が 化けた架空の 絶世の美女
崇徳天皇とは、保元の乱に敗れ、讃岐国に流刑に処された後、爪や髪を伸ばし
夜叉の 様な姿になり、後に生きながら 天狗になったとも、怨霊になったとも いわれる人物です。

酒呑童子は、京都に上り、茨木童子を はじめとする 多くの鬼を従え、大江山を拠点として
しばしば、京都に出現し、若い貴族の 姫君を誘拐して側に仕えさせたり、刀で切って
生のまま 喰ったりしたとも。

あまりの 悪行を見かね、帝の命により、摂津源氏の 源頼光と 嵯峨源氏の 渡辺綱
筆頭とする 頼光四天王により、討伐隊が 結成されます。
姫君の血の酒や、人肉を共に食べ安心させた上、酒盛りの最中に、頼光が 帝より兜と共に
もらった、‘神便鬼毒酒’ といぅ酒を 酒呑童子に飲ませて、体を動けなくした上で
寝首を かいたとされます。
しかし、首を 切られた後でも、頼光の 兜に 噛み付いていたとかで、聞くからに
恐ろしい 鬼ですね。

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恵方(えほう)

厳冬の候
新春を迎え、早、半ばを過ぎ
暦の上では、2週間も すれば、節分、そして、立春を 迎えます。
とはいえ、まだまだ、冬本番な、今日この頃ですね。

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さて、今日の話題は・・

節分には、つきものの、‘恵方(えほう)’。
では、恵方 とは、いったい 何でしょぅ?

‘節分には、○○○の方角を向いて、恵方巻 を 食べましょう’ 
などと いわれますよね。

昔から伝わる、方角による、吉凶 判断。
どちらかといえば、凶 の方に 注意が 向き、凶の方角への 旅や 引っ越し、婚姻などを
避けること、これを、‘方忌み(かたいみ)’ といいます。
昔は、その方角へ 向かわなければ ならない場合、その 凶事を 避ける為に
一旦、別の方向に 向かってから、改めて 出直す ‘方違え(かたたがえ)’ など といぅ事も
真剣に 行っていた様です。

一方、吉 の方角は といぅと。
吉神様の いらっしゃる方角は、この神様の 力によって、他の悪い神様の 影響を
受けない方向とされ、明の方(あけのかた)あるいは 恵方と 呼びました。

この、おめでたい神様は、乙姫様の様な 女神様で、歳徳神(としとくじん)と呼ばれます。
歳徳神様は、年ごとに、その居場所を 変えます
ですから、恵方も 毎年、方角が 変わる 事となる訳です。

また、古くから、恵方詣(えほうもうで・えほうまいり)と いわれるものが
行われていたと いいます。
恵方詣は、江戸の頃から 盛んに なったもので、初詣は、自宅の 場所から見て
恵方に ある寺社に 詣でると いぅものだそぅです。

ちなみに、今年の 恵方は、癸卯(みずのとう)なので、南南東

あなたも、節分には、恵方を 向いて 恵方巻き を食べますか?
但し、無言で、かぶりつく事を、くれぐれも、お忘れなく。

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みかん・陳皮(ちんぴ)

歳末の候。
木々の 枯れ葉が地面に 舞い落ち、かつては、集めた 落ち葉 や 枯れ枝 を
家の庭などで焼く “焚き火” なども 見られました。
暖かい火を 囲みながら、サツマイモ などを 焼いて食べるのは、冬ならではの
光景でも ありました。
機会があったら、“大人の焚き火” を してみるのも 素敵ですね。

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さて、今日の話題は・・

日本の 冬の 代表的な 果物、‘みかん’。
本日は、そんな みかんを 使った、健康に役立つ お話しです。

みかんは、ビタミンCの宝庫で、食べて健康に良いのは 勿論ですが、古くから
私たちの ご先祖様たちは、皮にも注目してきました。

みかんの皮を 乾燥させたものは ‘陳皮(ちんぴ)’ と呼ばれ
老廃物を 排出し、血の めぐりを 良くする 漢方薬として 使われています。
この 陳皮、作り方は、意外と 簡単です。
みかんの皮を お湯で良く洗い、ワックスを 取ります。
水気を ふき取り、ザルに並べて、天火か、日当たりの 良い部屋に 干しておきます。
冬場は 空気が 乾燥していますので、すぐ 出来ますね。
カラカラに なったら、細切りにして 保存を しておきます。
たった、これだけ、これが、陳皮です。

こんな ものが?っと、バカにしては、いけません。

茶漉しに 乾燥させた 陳皮を入れて、お湯を注ぐだけで、香りの いい
良い みかん茶が 出来ます。
他の漢方薬と違い、煮出す手間が いらないので、手軽に飲めますね。
乾燥している分、生の みかんより 香りが深く、味も 良いと思います。
お茶の代わりに 飲めば、風邪の予防に なるだけでなく、胃腸の 働きも 良くなる
そぅですよ。

また、陳皮を すり鉢で すった、‘みかん ふりかけ’ を みそ汁 や ご飯に ふりかけて
食べると、ほのかな 香りが、食欲を 増進させ、体の抵抗力を 高めて くれます。
冬の間に たくさん 作り起きして、冷蔵庫に 保管しておけば、1年中 使えます。
陳皮を 肉の 煮込み料理に 入れると、脂肪分が 吸収され、さっぱりするので
消化も 良くなる様です。

布の袋に 陳皮を 両手に軽く 1杯 程度 入れて、お風呂に 浮かせれば、血液の
循環を促し、肌荒れにも良く、保温効果も あるので、入浴剤としても 使えます。

さてさて、今年も 残すところ、わずかとなり、いよいよ、慌ただしくなって
きましたね。
また、北風が 強く吹き始め、寒さも厳しく なってきましたので、体調管理には
くれぐれも お気をつけて、忙しい 年末を 乗り切って下さい。

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鮭(サケ) と 鱒(マス)

師走の候。
おびただしい落ち葉に、過ぎた 晩秋を惜しみ、初冬を 実感する 今日この頃。
日増しに寒さが、つのりますねぇ。

「シュウプロの よもやま話」
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さて、今日の話題は・・

さて、今頃の 鮮魚コーナーには、鍋の季節と ばかりに、鍋に 合った
様々な 魚介類が 並びます。
その中の 一つ、サケ。
これから 歳末に向けて、新巻鮭 なども 目を引く様にも なりますね。 

ところで、皆さんは、鮭(サケ)と 鱒(マス)の 違いを ご存じですか?
実は、この2匹の魚、とても近しい間柄で、生物学的に明確な区分はないそぅです。
サケといぅと、通称、「シロザケ」を 指すそぅですが、マスは、「カラフトマス
サクラマス」など、複数の魚を 総称しているんだそぅです。

英語では、「サーモン」と「トラウト」といぅ呼び方が ありますが、欧米では海に
降りるものを サーモン。
川など 淡水で生活するものを トラウト としている 場合が 多い様です。
近頃は 日本でも、サーモン = サケトラウト = マス と 認識している 例も
あるといいます。

では 日本では、何故、サケとマス といぅ呼び分けを する様になったのでしょぅか?
一説では、その昔、遡上(そじょう・川の流れを さかのぼっていくこと)する
魚である サケ と サクラマスは、それぞれ、サケ・マス といぅ呼び名で
区別が 出来ていました。
しかし、北海道の 開拓が進み、道東方面に 別の サケ や マスが 分布していることが
分かると、「サクラマス」と「カラフトマス」といぅ呼び分けが される様になりました。

更に、北洋サケ・マス漁業が始まると、日本には分布しないものまで漁獲され、漁業者は
それらを ベニマス、ギンマス などと 呼び分ける様に なったそぅです。
ところが、流通上、マスより サケの方が 高級なイメージだった為、ベニマス → ベニザケ
ギンマス → ギンザケ といぅ呼び名で 販売される様に なったといぅことです。
知ってました?「カラフトマス」といぅのは、意外なことに 全て 天然物なんだそぅですね。

サケ や マスは、たんぱく質 や DHA、EPAも 豊富なので 体にも 良い魚です。
焼きザケ、刺身は 勿論、マリネ や ムニエル にしても 美味しいですね。
チャンチャン焼き なんてのも ありますよね。
鍋物も 良いですけど、これらの料理も、一風、変わっていて 良いかも しれませんね。

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