論語には
‘天子南面’といぅ 言葉があります。
これは、
皇帝などの偉人は、
南に向いて座り、
北面は、
臣従する事を意味
しています。
また、
南に向いた時に
日の出の方角(
東。つまり
左手側)が
上座で
日没の方向(
西。つまり
右手側)が
下座と されています。
この考え方は、ひな人形にも 当てはまります。
本来は、‘男ひなが左、その右手側に 女ひな’ を飾る事が 当然の事でした。
ところが、現在、売っている 雛人形を 見てみて下さい。
その ほとんどが ‘男ひなが右、その左手側に 女ひな’。
当初とは、逆の配置に なっている様です。
これは、いったい、なぜ なのでしょぅ?
それは、プロトコール(国際儀礼)が右上位だった為だと いわれています。
昭和天皇の即位の礼が催された時に、プロトコールに従い ‘天皇が右
その左手側に皇后’ が並ばれた事が きっかけに なっている様です。
また、かつて掲げられていた 御真影(天皇皇后両陛下のお写真)も
プロトコールに従った並び方だった為、関東の ひな人形業界では
それまでとは、反対の並び方に したのだそぅです。
しかし、現在でも 伝統を重んじる
京都では、本来の ‘男ひなが左
その右手側に女ひな’ と するところが多く見られます。
結局のところ 現代では、右でも 左でも、どちらでも良いのです。
そこで、男女がカップルで歩く、または、寄り添う ところを想像してみて下さい。
右側に男性ならば、男性主導。 女性が右側であれば、女性が主導のカップルが
多いのだそぅですよ。
さあ、皆さんの、お宅では、如何します? 女ひなが 右?
そうですかぁ・・・・あなたの お宅は、かかあ殿下 でしたか?